小動物な後輩君の愛が深すぎる


「「「いただきます」」」



カップ麺とスープが完成。
リビングに隼くんを呼んで晩ご飯スタート。



「んん! スープ美味い! ふたりで作ったの?」

「いや、私はお湯沸かしただけ」

「マジ? 透瑠すげーな!」

「ね。すごく美味しいよ」

「ありがとうございます。お口に合って良かったです」



褒め言葉に照れつつ麺をすする。

スープの作り方、親父に教わっといて良かった。


おかわりしに行く隼くん。
頬がとろけ落ちそうなくらいニコニコしている清花さん。

嬉しそうな2人を見て、心がポッと温かくなった。

親父、ありがとう。喜んでもらえたよ。


食事を終えて、後片づけに取りかかる。



「透瑠、今日親居ねぇから泊まっていかね?」

「えっ、いいの? でも俺着替え持ってきてないよ」

「貸すよ」



隼くんの服なんてサイズ違いすぎて、彼氏に借りた服みたいになりそう。身長、10センチくらい差あるし……。



「……なに笑ってるんですか」

「いや、なんでもない……」
< 105 / 236 >

この作品をシェア

pagetop