小動物な後輩君の愛が深すぎる
「「「いただきます」」」
カップ麺とスープが完成。
リビングに隼くんを呼んで晩ご飯スタート。
「んん! スープ美味い! ふたりで作ったの?」
「いや、私はお湯沸かしただけ」
「マジ? 透瑠すげーな!」
「ね。すごく美味しいよ」
「ありがとうございます。お口に合って良かったです」
褒め言葉に照れつつ麺をすする。
スープの作り方、親父に教わっといて良かった。
おかわりしに行く隼くん。
頬がとろけ落ちそうなくらいニコニコしている清花さん。
嬉しそうな2人を見て、心がポッと温かくなった。
親父、ありがとう。喜んでもらえたよ。
食事を終えて、後片づけに取りかかる。
「透瑠、今日親居ねぇから泊まっていかね?」
「えっ、いいの? でも俺着替え持ってきてないよ」
「貸すよ」
隼くんの服なんてサイズ違いすぎて、彼氏に借りた服みたいになりそう。身長、10センチくらい差あるし……。
「……なに笑ってるんですか」
「いや、なんでもない……」