小動物な後輩君の愛が深すぎる
◇
夜の12時を回ったところで勉強を切り上げ、修学旅行の夜のような男子会が始まった。
「透瑠ってさ、清花のこと好き?」
「えっ⁉ な、何急に」
「あいつといる時、顔ふにゃふにゃしてるからさ」
ふにゃふにゃ……樹も似たようなこと言ってたな。
俺ってそんなにわかりやすいのか?
「応援してるよ」
「……ありがと」
完全にバレてしまった。けど、強力な味方ができて心強いや。
「隼くんは好きな人いるの?」
「昔はいたよ」
「マジ? どんな人だったの?」
「えー、気になる?」
「そりゃあ、隼くんかっこいいから、どんな子がタイプなのかなって」
「ええ~っ、照れるなぁ」
わ、口元がゆるゆるだ。
ここまでデレデレしてる隼くん初めて見たかも。
ガチ恋だったんだろうなぁ。ますます気になる。
「見た目はどんな感じ?」
「ちっちゃくて、元気いっぱいで、綺麗か可愛いでいったら可愛い系」
「へぇ~、性格は?」
「ちょっぴり気が強くて、口調は少し強め。でも、家族思いの優しい子だったよ」
夜の12時を回ったところで勉強を切り上げ、修学旅行の夜のような男子会が始まった。
「透瑠ってさ、清花のこと好き?」
「えっ⁉ な、何急に」
「あいつといる時、顔ふにゃふにゃしてるからさ」
ふにゃふにゃ……樹も似たようなこと言ってたな。
俺ってそんなにわかりやすいのか?
「応援してるよ」
「……ありがと」
完全にバレてしまった。けど、強力な味方ができて心強いや。
「隼くんは好きな人いるの?」
「昔はいたよ」
「マジ? どんな人だったの?」
「えー、気になる?」
「そりゃあ、隼くんかっこいいから、どんな子がタイプなのかなって」
「ええ~っ、照れるなぁ」
わ、口元がゆるゆるだ。
ここまでデレデレしてる隼くん初めて見たかも。
ガチ恋だったんだろうなぁ。ますます気になる。
「見た目はどんな感じ?」
「ちっちゃくて、元気いっぱいで、綺麗か可愛いでいったら可愛い系」
「へぇ~、性格は?」
「ちょっぴり気が強くて、口調は少し強め。でも、家族思いの優しい子だったよ」