小動物な後輩君の愛が深すぎる
◇
「夏祭り、彼女と来てたでしょ」
「え、見てたの?」
「うん。幸せそうな顔してた」
登校中、樹に夏祭りの話をぶっこんでみたら、案の定、フフフと笑って顔を赤らめた。
今頭の中には、大好きな彼女の浴衣姿が浮かんでいるのだろう。リア充め。
からかいに行こうとしたけれど、清花さんに『邪魔しちゃ悪いよ』と言われて、話しかけられなかったのだ。
まぁ、俺らも腕組んでたし、逆にからかわれる可能性もあったから、そっとしといて良かったかも。
「あ、今日智恵理さんの命日でしょ? 俺も一緒に行っていい?」
「うん。もちろん」
始業式の9月1日は、姉ちゃんの命日。
今日の放課後、隼くんと清花さんと待ち合わせして、そのままみんなで俺の家に行くことになっている。
樹も来るんならにぎやかになりそう。姉ちゃん喜ぶだろうな。
始業式終了後。
ロングホームルームで、先生から2学期の行事予定表をもらった。
9月に体育祭、11月に文化祭か。
これはわかるけど、この10月終盤の『仮装の日』って何だ……?
「夏祭り、彼女と来てたでしょ」
「え、見てたの?」
「うん。幸せそうな顔してた」
登校中、樹に夏祭りの話をぶっこんでみたら、案の定、フフフと笑って顔を赤らめた。
今頭の中には、大好きな彼女の浴衣姿が浮かんでいるのだろう。リア充め。
からかいに行こうとしたけれど、清花さんに『邪魔しちゃ悪いよ』と言われて、話しかけられなかったのだ。
まぁ、俺らも腕組んでたし、逆にからかわれる可能性もあったから、そっとしといて良かったかも。
「あ、今日智恵理さんの命日でしょ? 俺も一緒に行っていい?」
「うん。もちろん」
始業式の9月1日は、姉ちゃんの命日。
今日の放課後、隼くんと清花さんと待ち合わせして、そのままみんなで俺の家に行くことになっている。
樹も来るんならにぎやかになりそう。姉ちゃん喜ぶだろうな。
始業式終了後。
ロングホームルームで、先生から2学期の行事予定表をもらった。
9月に体育祭、11月に文化祭か。
これはわかるけど、この10月終盤の『仮装の日』って何だ……?