小動物な後輩君の愛が深すぎる
その夜──。
「もしもし。樹、今大丈夫?」
「うん、どうした?」
樹に電話をかけ、紙切れの内容について聞いてみることに。
清花さんも隼くんもだけど、母さんに聞いても教えてくれなかった。
樹ならどうかなと思ったのだけど……。
「……ごめん、言えない。でも、気持ち伝えたら見せてくれるって言ってたよね?」
「それがわかんねぇんだよ」
気持ちっていっても何の気持ち?
姉ちゃんに対する気持ち? 親父や母さんに対する気持ち?
「んー……青石先輩に対する気持ちとか?」
「え? 清花さんへの?」
清花さんへの気持ち……だとすると、答えはひとつしかない。
「もしかして、告白しろってこと⁉」
好きって伝えるの⁉
いやいやいや、そんな勇気まだないって!
「まだそうと決まったわけじゃないけど、先輩なら受け止めてくれると思うし。黙って見てるうちに、先輩が他の人に取られてもいいの?」
「……それは嫌」
清花さんが他の人の彼女になるなんて……そんなの耐えられない。絶対後悔すると思う。
1年生のうちに伝えられるよう、覚悟を決めよう。
「もしもし。樹、今大丈夫?」
「うん、どうした?」
樹に電話をかけ、紙切れの内容について聞いてみることに。
清花さんも隼くんもだけど、母さんに聞いても教えてくれなかった。
樹ならどうかなと思ったのだけど……。
「……ごめん、言えない。でも、気持ち伝えたら見せてくれるって言ってたよね?」
「それがわかんねぇんだよ」
気持ちっていっても何の気持ち?
姉ちゃんに対する気持ち? 親父や母さんに対する気持ち?
「んー……青石先輩に対する気持ちとか?」
「え? 清花さんへの?」
清花さんへの気持ち……だとすると、答えはひとつしかない。
「もしかして、告白しろってこと⁉」
好きって伝えるの⁉
いやいやいや、そんな勇気まだないって!
「まだそうと決まったわけじゃないけど、先輩なら受け止めてくれると思うし。黙って見てるうちに、先輩が他の人に取られてもいいの?」
「……それは嫌」
清花さんが他の人の彼女になるなんて……そんなの耐えられない。絶対後悔すると思う。
1年生のうちに伝えられるよう、覚悟を決めよう。