小動物な後輩君の愛が深すぎる
「いくら楽しい夢でもさ、毎晩見てると現実とのギャップに苦しまない?」
「……それもあるのかな」
始業式の日以来、透瑠くんと連絡を取っていない。
こんな疲れた顔見たら心配されそうだから、学校でも極力会わないようにしている。
……避けられてるって思われてたらどうしよう。
◇
「仮装の日の件ですが、青石さんと上川くんに多数決で決まりました」
「マジですか⁉ みんなありがとう!」
朝のホームルーム中、仮装する代表者が決まった。
クラスメイト達にお礼を言っている彼をよそに、私は真顔で話を聞いている。
「わかりました」
「えっ、大丈夫? 嫌がってなかった?」
すんなり了承した私を見て、驚いた顔で隣から小声で尋ねてきた怜也くん。
「いいよ、もう大丈夫。それに今の顔色、お化け役にピッタリじゃない?」
去年色々あって、一時期ちょっと噂になってたからあまり目立ちたくなくて、仮装は断固拒否していた。
けど、もう前ほど噂されることはなくなったし。
それに怜也くんも一緒だから大丈夫だろう。
「……それもあるのかな」
始業式の日以来、透瑠くんと連絡を取っていない。
こんな疲れた顔見たら心配されそうだから、学校でも極力会わないようにしている。
……避けられてるって思われてたらどうしよう。
◇
「仮装の日の件ですが、青石さんと上川くんに多数決で決まりました」
「マジですか⁉ みんなありがとう!」
朝のホームルーム中、仮装する代表者が決まった。
クラスメイト達にお礼を言っている彼をよそに、私は真顔で話を聞いている。
「わかりました」
「えっ、大丈夫? 嫌がってなかった?」
すんなり了承した私を見て、驚いた顔で隣から小声で尋ねてきた怜也くん。
「いいよ、もう大丈夫。それに今の顔色、お化け役にピッタリじゃない?」
去年色々あって、一時期ちょっと噂になってたからあまり目立ちたくなくて、仮装は断固拒否していた。
けど、もう前ほど噂されることはなくなったし。
それに怜也くんも一緒だから大丈夫だろう。