小動物な後輩君の愛が深すぎる
ギュッと目を瞑った直後、足音と共に聞き覚えのある声が。
あれは生徒指導の先生……と、怜也くん。
助けを呼びに行ってくれたんだ……。
「清花ちゃん、大丈夫⁉」
「うん……ありがとう」
怜也くんの顔を見た途端、安心して胸を撫で下ろした。
けど……まだ心臓がバクバクしてる。
もう1年以上経ってたし、大丈夫かなって思ったけど……ちょっと無茶しすぎたかも。
◇
「元々は私がモルくんを見つけて、『一緒に写真撮ろうよ』って言ったの」
「渋々承諾して撮っているところをあの先輩達に見られて、『俺らも一緒に撮りたい』って言われたんです。
それで断ったらしつこくせがまれて……」
場所を変えてベンチに座り、何があったかを聞き出した。
なんてタイミングの悪さ……。
でも、2人ともケガしてなくて良かった。
「清花ちゃん、これからは何かあったら、周りに誰かいてもひとりで助けに行こうとしないで。さっきもあと少し遅かったら、大事になってたかもしれないから」
「……はい」
真剣な眼差しをした怜也くんにお叱りを受けて反省。
助けに行ったのが隼だったとしても、「無茶するなって言っただろ」って怒ってたと思う。
あれは生徒指導の先生……と、怜也くん。
助けを呼びに行ってくれたんだ……。
「清花ちゃん、大丈夫⁉」
「うん……ありがとう」
怜也くんの顔を見た途端、安心して胸を撫で下ろした。
けど……まだ心臓がバクバクしてる。
もう1年以上経ってたし、大丈夫かなって思ったけど……ちょっと無茶しすぎたかも。
◇
「元々は私がモルくんを見つけて、『一緒に写真撮ろうよ』って言ったの」
「渋々承諾して撮っているところをあの先輩達に見られて、『俺らも一緒に撮りたい』って言われたんです。
それで断ったらしつこくせがまれて……」
場所を変えてベンチに座り、何があったかを聞き出した。
なんてタイミングの悪さ……。
でも、2人ともケガしてなくて良かった。
「清花ちゃん、これからは何かあったら、周りに誰かいてもひとりで助けに行こうとしないで。さっきもあと少し遅かったら、大事になってたかもしれないから」
「……はい」
真剣な眼差しをした怜也くんにお叱りを受けて反省。
助けに行ったのが隼だったとしても、「無茶するなって言っただろ」って怒ってたと思う。