小動物な後輩君の愛が深すぎる




『智恵理! その足どうしたの? ケガ?』

『あ~ちょっと痛めちゃって』

『歩くの大変じゃない? 部活は?』

『しばらく休むことになったけど、安静にしていればすぐ治るって!』

『そう……お大事に』




『清花~っ、国語のノート見せて~』

『また? これで全教科だよ?』

『ごめん! 雨に濡れて見返せなくなったの~』

『もう……気をつけてよ?』

『ありがとう! 清花大好き!』




『ちょっ、その手どうしたの⁉ またケガ⁉』

『違うよ! 予防にテーピング巻いてるだけ!』

『なんだビックリした……最近よくケガしてるから心配だよ』

『……部活にケガは付き物だし!』

『そう……本当に大丈夫……?』

『大丈夫! 慣れてるから!』





「────……さん? 清花さん?」
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