小動物な後輩君の愛が深すぎる
クリスマスパーティーとカップケーキ
「先生、クリスマスプレゼントって何がいいですかね?」
期末テストが終わって、冬休みモードの12月中旬。の昼休み。
終業式に隼の家で行われるクリスマスパーティーのプレゼントについて、海先生に尋ねてみた。
「プレゼント? 予算はいくらなの?」
「2500円です。先生なら何買いますか?」
再び尋ねると、先生はうーんと頭を捻らせた。
マフラーとか、ニット帽とか、今の季節に合う物にするか。
それか、本とかCDとか雑貨とか、季節関係ない物にするか。迷ってるんだよね。
「俺なら防寒グッズかなぁ……他の人には聞いてみたの?」
「はい。ですけど、『当日までのお楽しみ』って言われました」
「ありゃ。まぁ、クリスマスプレゼントなんて、みんな似たような物を選んじゃいそうだし、そこまで気にしなくてもいいと思うよ?」
「確かにそうですね……」
かぶっちゃったら面白みがなくなるんじゃないかなって思ってたけど……どこのお店も種類同じだし、多少かぶるのは仕方ないか。
──ガラガラッ。
「失礼しまーす……あ、清花さん」