小動物な後輩君の愛が深すぎる
ドアが開いて振り向くと、そこには透瑠くんの姿が。



「水沢くん、いらっしゃい。
休みに……来たわけじゃなさそうだね」

「はい。ちょっと相談したいことがあって……」



と、透瑠くんはチラッとこちらに目を向けてきた。

相談……? え、まさか……。



「今度隼くん達とクリスマスパーティーするんですけど……プレゼント何がいいか迷ってて。先生なら何買いますか?」



予想通り、数分前の私と全く同じ質問。

内容がほぼ一致してるからか、クスクス笑ってる。



「俺なら防寒グッズを買うかなぁ。青石さんも迷ってるみたいだから聞いてみたら?」

「えっ?」



まさか清花さんも? と言わんばかりの顔で振り向いた透瑠くん。

私が座っているソファーに向かってずんずん歩いてきた。



「清花さんも相談しに来てたんですか?」

「うん……まぁ。透瑠くんだったら、何系もらったら嬉しい?」

「そうですね……実用性のある物ですかね」



お互いにまだ買ってないとのことで、もらったら嬉しい物を聞いてみた。
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