小動物な後輩君の愛が深すぎる
「清花さんは何着ていくんですか?」

「んー、内緒」

「ええーっ、女子も仮装するんですか?」

「いや、何も話してない。でも菫のことだから、クリスマスっぽい服着てくるんじゃないかな」



一応、何を着て行くかは決めている。

せっかくのパーティーだから、雰囲気をガラッと変えた服を着ていく予定だ。

みんなどんな反応するかな。







「清花ーっ、次こっちリボン貼ってー」

「はーい」



帰宅して、急いで準備をして隼の家へ。

現在、透瑠くんと一緒に、リビングの壁に飾りつけ用のリボンと風船を貼っている。



「隼くん、風船1個足りない」

「はいはい、ちょっと待って」



赤チェックシャツにサンタの帽子を被った隼が風船を膨らませる。

透瑠くんは茶色のニットにトナカイのカチューシャ。

私は自転車に乗ってきたので、動きやすいよう、パーカーとパンツスタイル。
準備が終わったら着替えることにしている。



「「こんにちは~‼」」



飾りつけをすること30分。
菫と怜也くんもやってきたようだ。
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