小動物な後輩君の愛が深すぎる
十数分後。




「今日は夕方まで思いっきり楽しんでいきましょー! かんぱーい!」

「「「かんぱーい!」」」



透瑠くんの鼻血が治まり、持ち寄った料理を平らげる。

怜也くんは鶏の唐揚げ、菫はクリームスパゲッティ。
隼はピザで、私はたまごサンドを持ってきた。



「こってりした物が多いなー」

「今日ぐらいいいでしょ!」

「清花~、ひとつもらうね~」

「どうぞ~」



テーブルの上には、緑色の物がひとつも見当たらない。

と思っていたら、



「サラダ作って来ました」



透瑠くんがテーブルの上にサラダを出してきた。



「わ~美味しそう!」

「透瑠グッジョブ!」

「緑色が映えてるねぇ~!」



感動する3人。

ありがとう。これでバランス良くなったよ。



「透瑠くん! もらうね!」

「あ、どうぞ」



取り過ぎないよう気をつけ、サラダをお皿に盛りつける。

透瑠くんお手製のサラダ……! 絶対美味しいに決まってる!
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