小動物な後輩君の愛が深すぎる
「ん~! 美味しい!」

「今まで食べたサラダの中で一番美味いわ!」

「最高! 何杯でもいけるなぁ~!」



絶賛する3人に心の中で何度も頷く。

だよね。美味しいよね。いくらでも食べられちゃいそうだよね。



「毎日食べたい……」

「俺で良ければ毎日作りますよ?」

「え、いいの⁉」

「はい、そこイチャつかない!」



呟いた声を拾った透瑠くんに目を輝かせると、隼からのツッコミが飛んできた。



「もう、だからイチャついてないって……」

「そうですよ。毎回毎回……隼くんやきもち妬いてるんですか?」

「ちげーよ。人ん家でイチャつくなってことだよ」

「だから違うって言ってるじゃん」



唐揚げを食べている隼に溜め息混じりに返答する。

透瑠くんも呆れてるけど、そっちも海先生と話してただけでやきもち妬いてたよね?

似た者同士……。



「なに? ここ三角関係なの?」



すると、怜也くんが楽しそうに口を挟んできた。



「もう! ややこしくしないで!」

「そうだよ。そもそも俺、清花みたいな怖い人タイプじゃないし」

「ちょっとそれどういうこと?」

「その言い方! 気が強いってことだよ!」

「否定はしないけど、怖いって言わないでよ!」
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