小動物な後輩君の愛が深すぎる



しばらく言い合った後、ケーキを食べ、プレゼント交換に移った。

音楽に合わせてぐるぐるプレゼントを回す。


プレゼント、ギリギリまで悩んで、膝掛けと腹巻きのセットにした。

誰に当たるかな?



「ストーップ! それじゃ早速中身を確認しよう!」



音楽が止まり、怜也くんの合図で一斉に袋を開ける。



「あ、それ私の~!」



興奮気味で、モコモコの白いパーカーを持った透瑠くんを指差した菫。


その服……ハロウィンを思い出す。

顔がニヤけないようにこらえながら、袋から中身を取り出す。


菫は隼のモコモコの靴下とスリッパのセット。
隼は怜也くんのストール。
怜也くんは私のプレゼントが当たった。


だとすると……。



「それ透瑠のプレゼント?」

「暖かそう~!」

「可愛いじゃん!」



私は透瑠くんのプレゼントが当たった。

中身は赤チェックのブランケット。



「ありがとう!」

「喜んでもらえて良かったです」



勉強する時、足元寒くて困ってたんだよね。
早速明日から使おうっと。
< 194 / 236 >

この作品をシェア

pagetop