小動物な後輩君の愛が深すぎる
しばらく言い合った後、ケーキを食べ、プレゼント交換に移った。
音楽に合わせてぐるぐるプレゼントを回す。
プレゼント、ギリギリまで悩んで、膝掛けと腹巻きのセットにした。
誰に当たるかな?
「ストーップ! それじゃ早速中身を確認しよう!」
音楽が止まり、怜也くんの合図で一斉に袋を開ける。
「あ、それ私の~!」
興奮気味で、モコモコの白いパーカーを持った透瑠くんを指差した菫。
その服……ハロウィンを思い出す。
顔がニヤけないようにこらえながら、袋から中身を取り出す。
菫は隼のモコモコの靴下とスリッパのセット。
隼は怜也くんのストール。
怜也くんは私のプレゼントが当たった。
だとすると……。
「それ透瑠のプレゼント?」
「暖かそう~!」
「可愛いじゃん!」
私は透瑠くんのプレゼントが当たった。
中身は赤チェックのブランケット。
「ありがとう!」
「喜んでもらえて良かったです」
勉強する時、足元寒くて困ってたんだよね。
早速明日から使おうっと。