小動物な後輩君の愛が深すぎる
待つこと数分。紙袋を持った透瑠くんが出てきた。
「少し早いですけど……誕生日おめでとうございます」
「えっ! ありがとう!」
嘘! まさか誕生日プレゼントだったなんて……!
誕生日が年末で、今まで祝ってもらったことがあまりなかったからめちゃめちゃ嬉しい……!
「これ……作ったの⁉」
「はい。お口に合うといいんですけど……」
中に入っていたのは、個装されたカップケーキ。
チョコチップやアーモンドなど、ひとつひとつデコレーションしてある。
「今食べていい?」
「えっ、晩ご飯入らなくなりませんか?」
「一口だけ! 味見したいから!」
家で食べるのが待ちきれなくて、その場でひとつ開け、口の中へ。
「美味しい……! ありがとう!」
「良かった。たくさん作ったので、じっくり味わってくださいね」
「うん! じゃあね!」
透瑠くんに手を振り、自転車を走らせた。
……あ、交換ノートの話聞くの忘れた。
でも、今日はみんないたから、話したい素振りは感じなかったな。
智恵理のこともあったし、心が落ち着くまでゆっくり待つか。
「少し早いですけど……誕生日おめでとうございます」
「えっ! ありがとう!」
嘘! まさか誕生日プレゼントだったなんて……!
誕生日が年末で、今まで祝ってもらったことがあまりなかったからめちゃめちゃ嬉しい……!
「これ……作ったの⁉」
「はい。お口に合うといいんですけど……」
中に入っていたのは、個装されたカップケーキ。
チョコチップやアーモンドなど、ひとつひとつデコレーションしてある。
「今食べていい?」
「えっ、晩ご飯入らなくなりませんか?」
「一口だけ! 味見したいから!」
家で食べるのが待ちきれなくて、その場でひとつ開け、口の中へ。
「美味しい……! ありがとう!」
「良かった。たくさん作ったので、じっくり味わってくださいね」
「うん! じゃあね!」
透瑠くんに手を振り、自転車を走らせた。
……あ、交換ノートの話聞くの忘れた。
でも、今日はみんないたから、話したい素振りは感じなかったな。
智恵理のこともあったし、心が落ち着くまでゆっくり待つか。