小動物な後輩君の愛が深すぎる
告白と秘密
透瑠side
「そろそろ先輩に会ってあげなよ」
「わかってるよ……」
翌週の月曜日。
樹に返事をし、机に突っ伏す。
清花さんを避け始めて1週間。
ラグ先輩が言うには、清花さんは俺に謝ろうとしているらしい。
むしろ謝るのは俺のほうだ。
勝手に勘違いして、やきもち妬いて、傷つけて。
今もこうやって避けている。
さすがに春休みまで引き延ばすのはな……。今はテストモードだから、終わってから話そう。
◇
「透瑠! お疲れ! どうだった?」
「全教科全部解けた」
「おぉ~やったね!」
テストが終わって樹とハイタッチ。
下校時間になり、帰る準備をしていると……。
“──1年5組、水沢透瑠くん。職員室に来てください。もう1度繰り返します……”
「あれ? 何かやらかしたの?」
「いや……特に何も……」
こんなタイミングで呼び出し……? 何かしたっけ?
不思議に思いつつ、スクールバッグを持って職員室へ向かった。
「そろそろ先輩に会ってあげなよ」
「わかってるよ……」
翌週の月曜日。
樹に返事をし、机に突っ伏す。
清花さんを避け始めて1週間。
ラグ先輩が言うには、清花さんは俺に謝ろうとしているらしい。
むしろ謝るのは俺のほうだ。
勝手に勘違いして、やきもち妬いて、傷つけて。
今もこうやって避けている。
さすがに春休みまで引き延ばすのはな……。今はテストモードだから、終わってから話そう。
◇
「透瑠! お疲れ! どうだった?」
「全教科全部解けた」
「おぉ~やったね!」
テストが終わって樹とハイタッチ。
下校時間になり、帰る準備をしていると……。
“──1年5組、水沢透瑠くん。職員室に来てください。もう1度繰り返します……”
「あれ? 何かやらかしたの?」
「いや……特に何も……」
こんなタイミングで呼び出し……? 何かしたっけ?
不思議に思いつつ、スクールバッグを持って職員室へ向かった。