小動物な後輩君の愛が深すぎる
至近距離で照れてる顔を見たら、気持ちを抑えられなくなってしまった。
全力で拒否する彼女をグッと引き寄せる。
その距離、わずか数センチ。
どうしよう。
さっきはあぁ言ったけど、もう唇にしか目がいかない。
目を閉じて顔を近づけた──その瞬間。
「ヘーックション!」
突然どこからかくしゃみが聞こえ、我に返った。
ビックリした……。ってか、けっこう近くなかった……?
恐る恐る窓の外に顔を向ける。
「せっ……先輩⁉」
すると、窓の外から、隼くんとラグ先輩が慌てた様子でこちらを覗いていた。
くしゃみをしたのは多分、鼻をすすっている上川先輩だろう。
嘘だろ……見られてた⁉
「あの花粉症男め……!」
「あっ、ちょっと清花さん……っ!」
◇
逃げ出した先輩達を追いかけたものの、距離があったため追いつけず。逃げられてしまった。
幸い、窓の外にはあの3人しかいなかったから良かったけど……。
あの光景全部見られてたなんて恥ずかしすぎる……!
全力で拒否する彼女をグッと引き寄せる。
その距離、わずか数センチ。
どうしよう。
さっきはあぁ言ったけど、もう唇にしか目がいかない。
目を閉じて顔を近づけた──その瞬間。
「ヘーックション!」
突然どこからかくしゃみが聞こえ、我に返った。
ビックリした……。ってか、けっこう近くなかった……?
恐る恐る窓の外に顔を向ける。
「せっ……先輩⁉」
すると、窓の外から、隼くんとラグ先輩が慌てた様子でこちらを覗いていた。
くしゃみをしたのは多分、鼻をすすっている上川先輩だろう。
嘘だろ……見られてた⁉
「あの花粉症男め……!」
「あっ、ちょっと清花さん……っ!」
◇
逃げ出した先輩達を追いかけたものの、距離があったため追いつけず。逃げられてしまった。
幸い、窓の外にはあの3人しかいなかったから良かったけど……。
あの光景全部見られてたなんて恥ずかしすぎる……!