小動物な後輩君の愛が深すぎる
「集中集中! テスト前なんだから切り替えねーと!」
「わぁお、真面目だね」
「高校最初のテストだぞ。緊張して頭真っ白になったらいけねーし」
2年生になったら、語学コースに進むつもりでいる。
勉強も難しくなると思うから、今のうちから勉強する習慣をつけねーと。
夏休みにバーベキューに行くことが決まってるんだから、赤点は絶対避けないといけない。
「ちゃんと休み取りなよ~」
「わかってるよ」
早速1時間目の授業のノートを開いて、前回の復習に取り組む。
間違えた問題は教科別にルーズリーフにまとめて、すぐ見返すことができるようにしている。
すると……。
「なぁ、ずっと気になってたんだけど、透瑠っていつから青石先輩のことが好きなの?」
「あぁ~……いつからっていうか、一目惚れなんだよね」
尋ねてきた樹に走らせていたペンを止めて答えた。
清花さんに出会ったのは、今から4年前。
まだ俺が小学生の時だった。
◇
GWのある日。
今日も隣の部屋に姉の友達が遊びに来ている。
今までは全然なかったのに、中学生になってから、毎週のように家に呼んではお祭り騒ぎ。
「わぁお、真面目だね」
「高校最初のテストだぞ。緊張して頭真っ白になったらいけねーし」
2年生になったら、語学コースに進むつもりでいる。
勉強も難しくなると思うから、今のうちから勉強する習慣をつけねーと。
夏休みにバーベキューに行くことが決まってるんだから、赤点は絶対避けないといけない。
「ちゃんと休み取りなよ~」
「わかってるよ」
早速1時間目の授業のノートを開いて、前回の復習に取り組む。
間違えた問題は教科別にルーズリーフにまとめて、すぐ見返すことができるようにしている。
すると……。
「なぁ、ずっと気になってたんだけど、透瑠っていつから青石先輩のことが好きなの?」
「あぁ~……いつからっていうか、一目惚れなんだよね」
尋ねてきた樹に走らせていたペンを止めて答えた。
清花さんに出会ったのは、今から4年前。
まだ俺が小学生の時だった。
◇
GWのある日。
今日も隣の部屋に姉の友達が遊びに来ている。
今までは全然なかったのに、中学生になってから、毎週のように家に呼んではお祭り騒ぎ。