小動物な後輩君の愛が深すぎる
それが恥ずかしくて、授業参観があっても、来てほしくなくて黙っていた。
だけどその後、バッタリ会った隼ママに、授業参観の話を聞いちゃったらしく……。
それでバレて、家族会議になったんだよね……。
「うちの親も陽キャですよ。俺と全然性格違いますし。例えるなら、引きこもりとパリピです」
自虐的で的確な例えを出した透瑠くんに苦い笑みを浮かべる。
確かに、昔泊まりに行った時、パーティー並のごちそうが出てきたっけ。
鉢合わせにならないといいけど……。
──三者面談当日。
「青石さんは成績は問題ないですね」
「良かった~! さすが私の娘! 今日はお寿司にしよっか!」
成績がクラス1番とわかり、案の定はしゃぐ母。
お寿司は嬉しいけど、少し落ち着いてくれ。先生がビックリして固まってる。
っていうか……さすがっていうほど、お母さん成績良くなかったよね?
通知表2と3しかなくて、お父さんに勉強教えてもらってたって聞いたよ?
「この成績なら、第一志望は狙えますか?」
「充分。まだ2年だし、もっとレベルを上げたいなら、他に資格や検定を取るといいよ」
「わかりました」
だけどその後、バッタリ会った隼ママに、授業参観の話を聞いちゃったらしく……。
それでバレて、家族会議になったんだよね……。
「うちの親も陽キャですよ。俺と全然性格違いますし。例えるなら、引きこもりとパリピです」
自虐的で的確な例えを出した透瑠くんに苦い笑みを浮かべる。
確かに、昔泊まりに行った時、パーティー並のごちそうが出てきたっけ。
鉢合わせにならないといいけど……。
──三者面談当日。
「青石さんは成績は問題ないですね」
「良かった~! さすが私の娘! 今日はお寿司にしよっか!」
成績がクラス1番とわかり、案の定はしゃぐ母。
お寿司は嬉しいけど、少し落ち着いてくれ。先生がビックリして固まってる。
っていうか……さすがっていうほど、お母さん成績良くなかったよね?
通知表2と3しかなくて、お父さんに勉強教えてもらってたって聞いたよ?
「この成績なら、第一志望は狙えますか?」
「充分。まだ2年だし、もっとレベルを上げたいなら、他に資格や検定を取るといいよ」
「わかりました」