小動物な後輩君の愛が深すぎる
「そう、ですかね?」
「ええ! 何かあったら、清花に頼めばいいから!」
「そうね! 清花ちゃんがいるなら安心ね!」
すると、母親達がいきなり会話に割り込んできた。
いやいや、私に頼めばいいって問題じゃないよ。
透瑠ママに信頼されてるのはありがたいんだけど、なんかプレッシャーかかるなぁ……。
◇
「じゃあ、また8月にね!」
「うん! またね~!」
約3時間後、ようやく解放された。
水沢親子と別れて車に乗る。
「透瑠くん、また立派な好青年になってたわね~。お嫁さんに欲しいわ~」
ウフフ~と顔をニヤつかせながらハンドルを握る母。
嫁……ねぇ。
透瑠くん、料理上手だから家庭的だけども。
「ことあるごとにそれ言うよね。そんなにくっついてほしいの?」
私の両親……特に母は、透瑠くんが家に遊びに来る度に、「嫁に欲しい」と呟いている。
あ、もちろん、透瑠くんがいないところでね。
智恵理のことも気に入ってたけど、それ以上に私達をくっつけようとしてきてて……。
思春期と反抗期真っ只中だったから、面談の時と同様、恥ずかしくて仕方がなかった。
「ええ! 何かあったら、清花に頼めばいいから!」
「そうね! 清花ちゃんがいるなら安心ね!」
すると、母親達がいきなり会話に割り込んできた。
いやいや、私に頼めばいいって問題じゃないよ。
透瑠ママに信頼されてるのはありがたいんだけど、なんかプレッシャーかかるなぁ……。
◇
「じゃあ、また8月にね!」
「うん! またね~!」
約3時間後、ようやく解放された。
水沢親子と別れて車に乗る。
「透瑠くん、また立派な好青年になってたわね~。お嫁さんに欲しいわ~」
ウフフ~と顔をニヤつかせながらハンドルを握る母。
嫁……ねぇ。
透瑠くん、料理上手だから家庭的だけども。
「ことあるごとにそれ言うよね。そんなにくっついてほしいの?」
私の両親……特に母は、透瑠くんが家に遊びに来る度に、「嫁に欲しい」と呟いている。
あ、もちろん、透瑠くんがいないところでね。
智恵理のことも気に入ってたけど、それ以上に私達をくっつけようとしてきてて……。
思春期と反抗期真っ只中だったから、面談の時と同様、恥ずかしくて仕方がなかった。