小動物な後輩君の愛が深すぎる




午後6時半。
コテージに戻り、夕食スタート。

バーベキューグリルにお肉と野菜を乗せて焼いていく。



「今日はお世話になりました。腕掴んですみません」

「いやいや、こっちこそ。無理に誘っちゃってごめんね」



一時はどうなるかと思って心配してたけど、無事に終わってホッとした。

けど……最後まで腕掴まれたままだったんだよね。

よっぽどはぐれるのが怖かったんだな。



「清花さん、野菜焼けましたよ。どうぞ」

「あっ、ありがとう」



回想している間に野菜が焼き上がり、透瑠くんの前にお皿を差し出す。

ニンジンとキャベツをもらって口に運び、グリルの上のお肉をひっくり返した。


おっ、いい色。
鶏肉はまだみたいだけど、牛肉はもう焼けたかな。


焼けたお肉をお皿に移し、冷まして口の中へ。

ん~! 美味しい! この程良い弾力がたまらん!



「清花さんがお肉食べるの新鮮ですね」

「そう? まぁ、野菜ばっかり食べてるしね」

「ちょっと盛りすぎじゃないですか?」

「いいでしょ! お昼野菜食べたんだし!」
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