小動物な後輩君の愛が深すぎる


実は今まで水沢家で食べたごちそうは、ほぼ全部透瑠パパが作ったらしい。

透瑠パパ、食物系の学校出身だから、料理上手なんだよね。

これは絶品になる予感……!



「「「いただきまーす!」」」



焼きそばが完成し、各自お皿に取り分ける。



「美味い! さすが水沢!」

「へへっ、サンキュー」



仲睦まじく食べる父親達。
そして……。



「いやぁさくらちゃん、いい旦那を持ったね~! 羨ましいわ~!」

「ウフフ、たまにしか食べられないけどね~!」



お酒片手に笑い合う母親達。

これは酔いレベル5段階中の2かな。
グビグビ飲んでるから、これからもっとうるさくなりそう。

それにしても本当美味しいなぁ。あとでおかわりもらおうかな。



「おかわりちょうだい」

「はいよ」



なんて考えてたら、いつの間にか透瑠くんも嬉しそうにおかわりをもらっていた。

透瑠くんもお父さんに似て、料理上手なんだよね。
いつか手料理食べてみたいな。
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