小動物な後輩君の愛が深すぎる
隠された恋心
透瑠side
「清花ぁー、もう少し優しく教えてくれない?」
「十分優しく教えてますけど?」
今日は午前中から、隼くんの家で3人で勉強している。
俺と清花さんは既に宿題は終わってて自主勉だけど、隼くんだけはまだ終わってないようで。
「わかりやすいけど、顔が怖いんだよ! もう少し笑顔で教えてくれよ!」
「夏休み終盤なのに、半分以上宿題が残ってる状況で笑えるわけないでしょ⁉」
眉を吊り上げて大声を上げた清花さん。
確か中学生の時にも似たようなことがあったな……。
8月最終日まで宿題残ってて、清花さんに怒られながら、半泣きでやってる隼くんの声が隣の部屋から聞こえてたっけ。
中学よりも高校の勉強のほうが難しいし、教えるのも大変そう。
「透瑠ぅー、助けてくれぇー」
「2年生の内容はわかりません、ごめんなさい」
「うぅ……透瑠が冷たい……」
「ほら次! さっさとやる!」
「あぁー! 怖いよぉー!」
……ドンマイ隼くん。
「清花ぁー、もう少し優しく教えてくれない?」
「十分優しく教えてますけど?」
今日は午前中から、隼くんの家で3人で勉強している。
俺と清花さんは既に宿題は終わってて自主勉だけど、隼くんだけはまだ終わってないようで。
「わかりやすいけど、顔が怖いんだよ! もう少し笑顔で教えてくれよ!」
「夏休み終盤なのに、半分以上宿題が残ってる状況で笑えるわけないでしょ⁉」
眉を吊り上げて大声を上げた清花さん。
確か中学生の時にも似たようなことがあったな……。
8月最終日まで宿題残ってて、清花さんに怒られながら、半泣きでやってる隼くんの声が隣の部屋から聞こえてたっけ。
中学よりも高校の勉強のほうが難しいし、教えるのも大変そう。
「透瑠ぅー、助けてくれぇー」
「2年生の内容はわかりません、ごめんなさい」
「うぅ……透瑠が冷たい……」
「ほら次! さっさとやる!」
「あぁー! 怖いよぉー!」
……ドンマイ隼くん。