危険な溺甘同居、始めます!




その後はソファに座って、テレビ見たりお話したり。
もうすぐ12時になるからお昼作らなきゃ……。

そう思って台所に行こうとすると、


「俺も手伝う」


と彼方くんが私の手を掴んできた。
じゃあ、一緒に作ろうと言って2人でオムライスを作ることにした。


……彼方くんて、なんでも出来るの…?
5分後、手際のいい彼方くんにびっくりする。


「彼方くんて……すごいね」


勉強もできるし、運動もできるし。料理まで出来ちゃうの……!!


「料理はよく作ってたから」

「へえ!!そうなの!!」


すごいなぁ、だからこんなに手際いいんだね。
私も料理は得意な方だけど、感心しちゃう。


「母さん忙しいし、父さんはいないから、俺が作るしかなかった」

「あ、そっか。彼方くんのお母さん出張行ってるし忙しそうだなぁとは思ってたけど、やっぱりそうなんだね」


じゃあ、あんまり人の手料理とか食べたことないのかな……?





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