危険な溺甘同居、始めます!
「美味しかった!!また作ろう!!」
ごちそうさまでした、と笑顔で手を合わせる。
彼方くんは私のお皿を取って台所に持っていこうとする。
「えっ!いいよ、自分で持ってくよ?」
「落としたら危ない」
「ええ、そんなことしないよ!」
わ、私そんなにドジに見える……??
彼方くんは座っててって言うからお言葉に甘えてソファに座った。
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「ご、ごめんね!!ありがとう」
彼方くんはお皿を洗ってくれたみたいで、お礼を言う。
今日は何から何までしてもらってばかりだなぁ。
「いいよ、俺だって何もしない訳にはいかないし」
そう言ってまた私の頭をポンっと撫でるから嬉しくなる。
「彼方くんの手、安心する……っ」