危険な溺甘同居、始めます!




「美味しかった!!また作ろう!!」


ごちそうさまでした、と笑顔で手を合わせる。
彼方くんは私のお皿を取って台所に持っていこうとする。


「えっ!いいよ、自分で持ってくよ?」

「落としたら危ない」

「ええ、そんなことしないよ!」


わ、私そんなにドジに見える……??
彼方くんは座っててって言うからお言葉に甘えてソファに座った。


────────────────


「ご、ごめんね!!ありがとう」


彼方くんはお皿を洗ってくれたみたいで、お礼を言う。
今日は何から何までしてもらってばかりだなぁ。


「いいよ、俺だって何もしない訳にはいかないし」


そう言ってまた私の頭をポンっと撫でるから嬉しくなる。


「彼方くんの手、安心する……っ」



< 151 / 257 >

この作品をシェア

pagetop