危険な溺甘同居、始めます!
そうですよね!!やっぱり彼方くん私の方見てますよね!!
「か、彼方くん……?」
「ん?」
「わ、私、何か変かな……?」
彼方くんの方を見て遠慮気味にそう聞くと、彼方くんはキョトンとして微笑んだ。
「全然??今日も可愛いよ」
「…っ、なっ」
ぶわあああと顔から湯気が出る勢いで赤くなる。
周りの人にはこの会話は聞こえてないみたいだけど、この彼方くんの笑みで周りの女の子たちは倒れだしそうだ。
「か、彼方くん…っ!その、あまり、学校では…」
変なこと言わないでほしい……。
私の言いたいことを悟ったのか
「なんで??俺、今一華口説くのに必死なの」
「……ぐはっ」
な、な、何この人……っ!!
ずるい!ずるいよ、なんでこんなに甘いのこの人……っ!!
「で、でも周りの子達が…」
「俺、周りの人間興味ない」