危険な溺甘同居、始めます!
「そう。今、気づいてないかもしれないけど、一華ちょっと嬉しそうに話すし」
え?
私、今嬉しそうなの……?
でも、たしかに嬉しいかも。彼方くんが私に好意を寄せてくれることに対しての困惑よりも、嬉しいが勝ってて。
ちらりと彼方くんを見ると、片瀬くんと一緒に話していて。そんな姿を見て嬉しくなる。
「まあ、ちゃんと考えな。」
そう言って絹ちゃんは笑って頭を撫でてくれるから嬉しくなって、うん!と返事した。
「そういえば、放課後空いてる?」
「え?」
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放課後になり、今日は絹ちゃんと二人で帰っている。
近くのカフェの新作が食べたいらしく、一緒に行くことにした。
「よーっし!食べるぞー!」
カフェに入り、出てきたパフェを見て目を輝かせる。