危険な溺甘同居、始めます!
「ん〜っ!!おいしい!!」
やっぱ悩んでる時は甘いものだよねっ!!
「そういえば、絹ちゃんと寄り道とかするの、久しぶりだよね!」
「そうね。ずっと海堂が一華のこと独り占めしてたから」
「…っ、あはは…」
たしかに、ずっと彼方くんといたからなぁ。
今彼方くんがこの場にいなくても、彼方くんは甘いもの好きなのかなとか、彼方くんと寄り道してみたいなとか。ずっと彼方くんの事を考えてしまって。
ほんと、どうしたの私。
「でもまあ、一華も満更でもなさそうだし」
「……」
「一華が楽しいならいいよ」
「絹ちゃん……」
なんていい友達なの。やっぱり絹ちゃん大好きだなぁ。
「まあ、海堂が心配するだろうし、暗くなる前に帰ろうね」
「そうだね!それまでいっぱい食べてやる!!」