危険な溺甘同居、始めます!
「食べすぎちゃだめだよ、夜ご飯食べれなくなるでしょ」
「はい」
スン…と返事をする。
それに絹ちゃんは、ハハッと笑った。
「ていうか、もうそろそろテストだよ、一華大丈夫?」
「……え?」
なんか……変な言葉が聞こえたような。
テ、テスト……?ん?
「え、一華、忘れてたの?もう2週間もないけど」
「ええええ!!まってまって!!」
知らないよそんなの!!言ってたっけ!?
うわぁぁあどうしよう、私バカなのに……っ。
「はぁ…呆れた」
「ううう絹ちゃぁん」
なんで、なんで言っちゃうの!!今日ぐらい忘れたまま楽しい時間を過ごそうよ!!
「まあ、一華の家には先生がいるでしょ」
「え」
「海堂と一緒に勉強しなよ。そっちの方が一人でやるより確かでしょ」