危険な溺甘同居、始めます!
「と、遠いの!?近いよ絶対…っ!それに、見られてると落ち着かないから…っ!」
焦ったように言う一華に、
「でも、一華のこと見てたいから我慢して」
と言う俺。
その言葉に余計顔を赤くさせる一華。耳まで真っ赤だ。
可愛い、ほんとに可愛い。
俺、可愛いしか言ってなくね?怖すぎ。でも可愛い。天使なんじゃないか。いや、天使だろ。
「…ぅぅ」
顔を手で覆う一華に今すぐ抱きしめたいという気持ちが強くなるが、勉強頑張ってるからさすがにそれは、と気持ちを抑える。
「…っ、ここ、教えてほしい」
諦めたのか、一華は問題に指さしてちらりと俺を見る。
……っ。顔真っ赤で上目遣いは、さすがにやばいでしょ。