危険な溺甘同居、始めます!
そう言って意地悪く笑うと、もっともっと赤くなって、恥ずかしがって、目をキョロキョロさせて。
俺、おかしくなりそう。一華見てると可愛いとしか思えなくて、ドキドキして。
重症だな……これ。
「か、彼方くん…っ」
「ん?」
しばらく目を左右に動かしていた一華が顔を真っ赤にして目をうるませて、そーっと俺を覗く。
……っ。くっそ可愛い。
「あの…えっと……」
「なーに、一華」
言いづらそうに俺を見ては逸らしてを繰り返す。
そんな一華も可愛くて、次の言葉をずっと待っていられる。
「勉強、疲れたから……その、」
「うん」
「わ、私も……っ、ぎゅ、ってしていい……っ?」
「…っ、は」
一華の言葉に、間抜けな声が出てしまう。