危険な溺甘同居、始めます!
なに、言ってんの……?今、なんて言った……?
恥ずかしそうに俺の顔色を伺う一華。
ぎゅっで言った?え、まって、え……っ。
「か、彼方くん……っ?えっと、その、」
「……っ、一華、おいで」
一華に向かって手を広げる。
一華は驚いて俺を見て顔を真っ赤にした。
多分、俺、今一華と同じで顔真っ赤だ……。
可愛すぎる。急になに、え、俺心臓止まったかと思った。
ああ、好き、もうほんと、好き。
一華は俺にそっと近づいて俺の腰に手を回した。
「……っ、やっば、」
一華を抱き締め返して、俺の腕の中にすっぽりはまる。
これ、夢?こんな幸せなことある?
ぎゅーっと強く抱きしめると、
「か、彼方く…っ、苦し……っ」
と弱々しく言う一華。