危険な溺甘同居、始めます!
そう、名前を呼ぶと腕の中で顔を上げて俺を見る。
その顔も、目も、声も。愛おしくて。
一華に顔を近づけて、一華のおでこに優しくキスを落とす。
「…っ、へ」
だんだん真っ赤になっていく一華がたまらなくて。
おでこ、まぶた、頬、にキスを落とす。
「…、ん」
時々一華が出す声はいつもより高く甘くて。それが可愛くて、首筋、鎖骨に唇を滑らす。
「っ、ふ…っ、彼方く…っ」
涙目で、上目遣いとか。ほんとにやめてくれるかな。
そろそろ、俺理性がプツッと切れそう。
さすがに、唇にキスはだめだろう。前しちゃったけど、あの時はほんとに無意識だった。
俺は一華からそっと顔を離して、ぎゅっと抱きしめる。
「…ぅぅっ、彼方くんのばか」
「可愛いなにそれもう一回」