危険な溺甘同居、始めます!





「はぁー、ほんっとに…」


ベッドに寝っ転がる一華を見てため息をつく。
ほんと危なかった……。

安心するかのように気持ちよさそうに寝る一華。


無意識に一華の頬に手を伸ばす。
あー、可愛い。

初めて一華に会った時の俺を殴りたい。後悔しかない。
なんで、この可愛さに気づけなかったんだ……。


「一華……」


わかってる。俺の愛も独占欲も引くくらい強いってこと。
一華に近づく男とかほんとに消したいと思うし、見るなって思う。

瑠衣もこの間若干引いてたしな。

テストまでずっと一緒に勉強できるとか、幸せすぎだろ…。

頬を撫でていると、それに擦り寄ってくる一華に胸がギュンっとなる。

落ち着け俺……っ。

ああ、もうなに。




ほんと、可愛すぎ。





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