危険な溺甘同居、始めます!
「海堂、一華ちゃんのこと好きすぎな」
「ええ!?」
私の方を見てニヤニヤ笑ってる瑞希くんと、絹ちゃん。
「な、なんで…!!」
やっぱり、知ってるの!?
「わかりやすすぎだろ。特別ですって言ってるようなもんよ」
「…う、」
まあ、朝手繋いで登校してくるぐらいだもんね……。
結構、知られてるのかな……。はぁ、とため息をつく。
「一華は、まだ伝えないの?」
絹ちゃんが私の方を見て口を開く。
そうなんだよ…そこなんだよね。
なんか、わかんなくって。伝えるタイミングとか。
「一華ちゃん、躊躇う必要なんてなくね?両思いじゃん」
瑞希くんの言葉に、うっとなる。
わ、私には相当勇気が必要なんです……っ!!