危険な溺甘同居、始めます!
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「これでよし、と」
今買ったものを袋に詰めて持ち、帰り道を歩く。
……重。
なぜか、今日はすごく重く感じる。
確かに冷蔵庫の中身が少なくなってるなぁとは思ったけどこんなに買う必要ある?
学校の鞄も持っていたため、余計にだ。
袋で手が痛くなりながらも、幸い家が近かったのですぐについた。
「重かった……」
玄関のドアの前に立ち、片方の手でドアノブを持った瞬間。
「……!?」
開けようとした時と同時に中からも開いたため、少しバランスが崩れた。
「危な……っ。……あ、」