危険な溺甘同居、始めます!
「ここ……かな?」
私たちは1番上の4階の廊下を歩いて上の1年3組と書いてある教室を見つけた。
教室を覗き込むと、人がわいわい賑わっていた。
私たちも教室に入って黒板に貼ってある席順を見る。
お、あったあった。
1番後ろの方だから……意外といい席、かな?
絹ちゃんとも席近い……!
席は番号順なので、運がいいことに絹ちゃんと隣の席に。
やったー!と心の中で叫び、席につく。
「……知らない顔ばっかりだねぇ絹ちゃん」
「……そりゃそうでしょ」
高校なんだし、と呆れた顔をする絹ちゃんも可愛い。