光は空と地上に輝く
~長旅一日目~

泣き続け、流架との日々を思い返し、とうとう一睡もせずに夜が明けた。ベッドから立ち上がって壁に手を当てそれを支えにソファに辿り着いた。かなりの圧がかかったのか、手に力が入らなかった。体にも力が入らず、ソファに座っているのでやっとだった。
「おはよう」
 そう言って隣に座ったママに肩を抱き寄せられた。残っていたわずかな力も抜けまた泣いた。
ソファに横になっていた。いつの間にか毛布までかぶって寝ていた。それから夜までソファの上でぼーっとして、壁伝いにベッドに向かい寝た。

     ~長旅二日目~

起きてからずっと携帯を見つめた。流架と撮った写真、LINEのトークをずっと見た。一日のうちにやったことはそれだけ。それでも心は大分落ち着いてきた。ふたりはどうしているか心配しつつ寝た。

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