光は空と地上に輝く
~長旅一〇日目~

五日間LINEし続けた。それでめ私たちの事を思い出すことはなかった。そこで、賭けに出た。
翔 「前言ってた彼女とさどっか行きたいんだけどどっかいい場所知らない?」
流架「どこに住んでるの?場所によってはかなり遠いよ?」
翔 「彼女は流架の近くに住んでるから遠くてもいいよ」
流架「ならあの公園かな」
翔 「懐かしいな」
  「じゃあ遊びに行ってくるわ」
流架「楽しんで」
私たちは本当にそこへ行った。そしてあの場所で写真を撮って送った。
翔 「ここ覚えてる?」
流架「もちろん!送ってくれてありがと」
アメリカにいると思っているはずなのに、流架は住んでいる場所に対しても、日本の公園の写真に対しても何も言わなかった。私たちは気づいた。翔が死んだ頃の翔の記憶も失っていると。
だからか、写真を見ても記憶は戻らなかった。

     ~長旅一一日目~

珍しく流架からLINEが来た。
流架「会いに行ってもいい?」
翔 「ごめん今日はデート入ってて」
流架「あ、じゃあ楽しんで」
翔 「楽しんでくるわー」
私たちは流架に内緒で流架のお母さんと会っていた。夢で最後のヒントが告げられたから。最後のヒントは、真実を知ること。
「お願いします!」
「分かりました。協力します。あの子のためでもあるから。お願いね」
「ありがとうございます」
私たち三人と流架お母さんの四人で、四日後にそれを決行した。
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