俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
みんなわたしか北斗と…と思ってるのは変わらない。

う~ん。ちがうんだけどなぁ…。
とは思うけど、

北斗が

「いいじゃん?俺とできてるって思わせときなよ。兄貴とできてるなんてわかったらまた周りうるさいからさあ。」

と言ってくれてるのでそのまま否定もせずに1週間を過ごした。

週末は香港から帰れないと隼斗からLINEが来た。

『もうちょっとなんだよ。だから決まるまで帰れない。』

隼斗は香港との大口の契約を取る気なのだ。

仕事なら頑張ってほしい。
わたしは隼斗が仕事してる姿は好きだった。

わたしは大丈夫。

そして隼斗も…きっと大丈夫だよね?


そしてわたしは久々に実家に顔を出した。

小学校1年の時に母親が他界してからずっと男手1人で育ててくれた父は、わたしが大学入学と同時に再婚した。

今は新しい奥さんとの間に子どもも生まれて幸せに暮らしている。

わたしは香奈美さんにお土産のケーキと妹の世莉への入学祝の洋服を渡した。

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