俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
我慢できなくなって、結菜を床に組み敷いた。

「お前、何すんだよ。俺、もう無理。」

夢中で結菜の唇を奪う。
結菜を見つめると瞳の奥には俺をまっすぐ見つめる結菜の心を感じる。

「まわりの人たちが隼斗とわたしをどんなに切り離そうとしても、わたしは隼斗が好き。」

結菜がまた俺にキスした。
俺はもう理性がぶっ飛んでいた。
なんども味わったはずの、結菜のカラダを味わい尽くす。
この1週間の空白を埋めるように…。

俺の下で啼く結菜も、俺と同じ気持ちなのに違いなかった。



「なぁ。結菜。俺のマンション来たろ?」

何度かセックスして落ち着き、俺の腕枕の上で結菜が俺にくっついていた。

「え?」

なんでわかるの?という顔をしている。

「玄関ドア出たとこに落ちてたんだよ。」

俺はこたつテーブルの上に置いておいたオパールのブレスを示した。

「あ…。あのとき夢中だったから…。ごめん。」

結菜がブレスを愛しそうに手に取った。

「隼斗にもらったものなのに…」

「いいよ。それより…。三鷹が家にいたのは、俺が薬をもられたからで…」

「え?くすり?」

結菜が驚いている。

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