俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
「青海隼斗です。
今回新しい大口クライアントの受注が取れ、新しいチームを作ることになりはるばる香港から舞い戻ってきました。
ここで今わたしの前に挨拶をしてくれた橘さんも新戦力として新しいチームで活躍してくれることでしょう。
皆さんも一緒に頑張っていきましょう。」
さわやかに笑うと、女子社員たちの顔色が一瞬にしてポッと赤らむ。
拍手も一段と大きい。
そして、わたしはその挨拶を聞いて自分の耳を疑った。
今、青海隼斗って言った?
青海って…社長の息子ってこと?だよね?
マジ?ですか…。
ちょっとばかし放心状態になってる間に青海部長の挨拶は終わっていたらしく、1人の女性社員が声をかけてきた。
「橘さん。ここ、あなたの席だから 。」
「あ、はい。」
おそらくサポート課の課長だろう。
30台後半くらいだろうか。
長い髪を後ろでフェミニンな感じに束ねている。
それなりに綺麗だし、できる女なにおいが醸し出されていた。
「吉岡課長、よろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げる。
「あら、やるわね。あなた。」
吉岡課長はわたしが名札を見て吉岡課長と言ったことに対してにんまり笑った。
今回新しい大口クライアントの受注が取れ、新しいチームを作ることになりはるばる香港から舞い戻ってきました。
ここで今わたしの前に挨拶をしてくれた橘さんも新戦力として新しいチームで活躍してくれることでしょう。
皆さんも一緒に頑張っていきましょう。」
さわやかに笑うと、女子社員たちの顔色が一瞬にしてポッと赤らむ。
拍手も一段と大きい。
そして、わたしはその挨拶を聞いて自分の耳を疑った。
今、青海隼斗って言った?
青海って…社長の息子ってこと?だよね?
マジ?ですか…。
ちょっとばかし放心状態になってる間に青海部長の挨拶は終わっていたらしく、1人の女性社員が声をかけてきた。
「橘さん。ここ、あなたの席だから 。」
「あ、はい。」
おそらくサポート課の課長だろう。
30台後半くらいだろうか。
長い髪を後ろでフェミニンな感じに束ねている。
それなりに綺麗だし、できる女なにおいが醸し出されていた。
「吉岡課長、よろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げる。
「あら、やるわね。あなた。」
吉岡課長はわたしが名札を見て吉岡課長と言ったことに対してにんまり笑った。