俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
「おい!橘!ちょっと来てくれ!」

「はい!」

橘が立ち上がった。助かったといわんばかりの顔だ。

木内はほけっとした顔で俺と橘の顔を交互に見ている。

「今すぐミーティングルーム!神谷の件だ。」

俺は神谷の資料をもってミーティングルームへ急いだ。

橘は木内にペコリと頭を下げて俺についてきた。
ったくワキ甘いんだって。

ミーティングルームに入るなり、鍵を閉める。

「おまえ!何気安く木内に髪さわらせてんだよ!」

「だって・・大変なんですよ。ああいう人かわすのって…。」

「だからって…。お前の髪触っていいのは俺だけだ。」

「え?」

「なんだよ。文句あんのかよ。」

俺は橘を壁際までおいこむと、髪をわしゃわしゃして強引にキスをした。

「ちょ…っと待って…。」

口が開いた隙に強引に舌をからめる。

そしたら橘の目は一気にトロンとなって…女の顔になる。


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