俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~


4日間結菜と一緒に過ごしたあとの一人寝はきつい…。

いっそここで一緒に住めば…こんな思いしなくて済むんじゃないのか?

今までつきあった女たちは、俺が付き合う前に結婚する気はないと言って付き合ってるにもかかわらず、向こうから結婚を迫ってきたことはあっても、俺は一度も結婚したいなんて思わなかった。

けど…結菜は…

どうしたって手放したくないって思ってる自分がいて…あいつの顔、カラダ、しぐさ、仕事っぷり、料理…そして瞳…全部好きで…。

そして、あいつに近づく男全部排除してやりたいと思ってる自分の独占欲の強さにもあきれてる毎日…。

とにかくあいつは隙が多くって、天然タラシだから、いつ他の男にやられちまうかわからなくてひやひやする。

きっと一哉っていうあいつの昔の男もそんな結菜にしびれを切らしたんだと思う。

俺はひとり寝のベッドで寝返りを打った。

明日は結菜のマンションに行こう…
あいつに会いたい…。

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