俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
「その娘はもうこの世にいない…。」

「なっ…。」

絶句した…。

「大分昔に事故で死んでしまった…兄貴はその娘と結婚の約束をしてた…だから結婚は一生しないって心に誓ってるんだ…。」


そのあと…
わたしはどうやって家に帰ったのか思い出せない。

ただただショックで…



北斗が…送ってくれたんだと思う。



そして、次の日の朝は北斗が迎えに来てくれた。

「ゆーちゃん大丈夫?」

北斗は気遣ってくれているけれど落ち込んだ心は元には戻らない。

北斗にはわたしがこうなることは予想できていたんだと思う。

次の日もわたしを晩ごはんに誘ってくれて、昨日と同じ小料理屋さんでわたしがちゃんと食べるように促した。
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