俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~

はぁー。

何度もため息をついては寝返りを打つ。
そして繰り返しているうちにうとうとしたらしい。

突然布団の中に冷たい空気が入ってきたのでびっくりして目が覚めた。

「きゃ…。え?部長?」

あまりにびっくりしたので言葉もでない。

部長がわたしを抱きしめていた。

「え?どうやって入ったんですか?カギ返してもらったはずですよね?」

「魔法かけたんだよ。それより結菜。好きだ。」

「え?部長…?」

改めて部長を見る。

真剣な眼差し…
ウソじゃないみたい。

どうしたっていうのだろう…

「だって部長には忘れられない亡くなった彼女がいるんでしょ?」

「そのことで…お前に一緒に行ってもらいたい場所がある。」

一緒に?

行きたい場所?



それに…

今部長がわたしのことを好きって言った…。
好きって…好きって…言った。

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