俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
◇
部長と新幹線で懐かしい京都に出た後、レンタカーを借りた部長は1時間ほど運転し、結構な山奥までやってきた。
「もうちょっとだから…。」
部長はゆうこって人との想い出の場所に向かっているんだろう…。
くねくねとした山道を抜けたら何軒か民家があり、そのうちの1軒の前で車は停車した。
その家はもう今はおそらく誰も住んではいないのだろう。
もう手入れもされておらず、廃墟となっており、放置されて長いと思われた。
「まずは、ここが俺のおばあちゃん家。もう死んでしまったけどな。おまえには何も話してなかったけど…」
部長は車を停めたままおばあちゃんについて話してくれた。
部長が生まれてすぐにお母さんが亡くなったこと。
その後、しばらくして北斗のお母さんである風波夏子部長がお父さんである青海光太郎社長の後妻になり新しいお母さんとなったこと。
そして北斗が生まれて、北斗も夏子さんのことも好きだったけど、ほんとのお母さんへの恋しさとか、夏子さんがあまり家庭を顧みなくてお手伝いさんばっかりと過ごしてたことから愛情に飢えていて、夏休みなどの大型連休には必ず京都の母方の祖母の家でずっと過ごしていたこと…。
部長と新幹線で懐かしい京都に出た後、レンタカーを借りた部長は1時間ほど運転し、結構な山奥までやってきた。
「もうちょっとだから…。」
部長はゆうこって人との想い出の場所に向かっているんだろう…。
くねくねとした山道を抜けたら何軒か民家があり、そのうちの1軒の前で車は停車した。
その家はもう今はおそらく誰も住んではいないのだろう。
もう手入れもされておらず、廃墟となっており、放置されて長いと思われた。
「まずは、ここが俺のおばあちゃん家。もう死んでしまったけどな。おまえには何も話してなかったけど…」
部長は車を停めたままおばあちゃんについて話してくれた。
部長が生まれてすぐにお母さんが亡くなったこと。
その後、しばらくして北斗のお母さんである風波夏子部長がお父さんである青海光太郎社長の後妻になり新しいお母さんとなったこと。
そして北斗が生まれて、北斗も夏子さんのことも好きだったけど、ほんとのお母さんへの恋しさとか、夏子さんがあまり家庭を顧みなくてお手伝いさんばっかりと過ごしてたことから愛情に飢えていて、夏休みなどの大型連休には必ず京都の母方の祖母の家でずっと過ごしていたこと…。