10日間の奇跡
序章✽夢
「沙織、すきだよ」
夢の中で知らない男の人がわたしにそう呟いた。
背が高くてかっこいい彼はわたしにとって理想の人で。
「わたしも、好き」
気付いたらそう言葉にしていた。
その言葉に彼は嬉しそうに笑い、そしてわたしを抱きしめた。
そう、これはわたしの夢の話。
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