誓いのstatice
こんな状態が続き半年
ある日
仕事が終わって
私は耐えきれずトイレの個室に隠れて泣いた
誰にも気付かれない様に
声を押し殺して泣いた
”ポチャリ”
「えっ?!」
私の頭の上から何かが降ってきた
「…水…」
気づいたときには遅かった
誰かがドアの上からホースを垂らして
水をかけてきたのだ
「私に刃向かうなんて身の程知らずなのよ
早く私の前から消えてちょうだい」
(この声は…藤原さんだ…)
次第に水の勢いも増してきた
「………」
私は何もする事ができない
しばらく経って
藤原さんは気が済んだんだろ
満足気に笑いながら
立ち去っていくのが分かった
「………」
私はただ泣き崩れるしかなかった