誓いのstatice
街灯も少なく真っ暗な夜道を
私はマスターと2人で肩を並べて歩く
「初日のバイトはどぅだった?」
「たくさんの人に出会えて、いろんな人とお話ができてすっーごく楽しかったです!」
私は今日一日を思い返していたら自然と笑顔になっていた
「そっかぁ、そんな風に思ってくれたら俺も嬉しいよ!」
気が付けばマスターもフッと笑っている
「それにしても、マスターの人気ぶりには驚きましたよ!」
マスターは背も高くて顔立ちも整っている
その上、優しくて気遣いもできる大人な男性
知識も豊富で喋り上手な所が
女性客だけでなく男性客からも高評価
今日一日でもマスター目当てのお客さんがたくさん来ていた
(マスターと話してみてモテるんだろーなって思ってだけどやっぱり凄かったなぁ…)
マスターの人気ぶりは私の想像を遥かに超えていた
「そんな事ないよ」
「そんな事なくなんかありません‼︎(笑」
照れ笑いするマスターを私は可愛くみえた
マスターと話していたら
あっという間にアパートに着いてしまった
「私の家、ここです。」
私はアパートの前で立ち止まり
自分の部屋を指差す
「送ってくれてありがとうございました!」
「じゃぁ、明日もよろしくね。麻耶ちゃん」
「はい!」
私はマスターに見送られながら
自分の家へと向かった