夢咲花 鵺深 の呟き
気付かないうちに、
いじめられていた時の非日常が
いつの間にか日常になる
菌扱いされていたのが
されなくなり
大声で悪口を言われていたのが
言われなくなり
ごみを投げつけられていたのが
投げつけられなくなり
いじめられなくなって嬉しいはずなのに
どこか物足りなさを覚え…
ちょっとしたことで
またいじめられるのでは?
とビクビク無意識に警戒
いじめられていた側は
何年、何十年経っても覚えていて
忘れたくても忘れさせてくれない
嫌な記憶